「スパルタコースを終えて。」　　　　　　　　　　

私の2週間の短期語学留学が終りました。大学の夏休みを利用しての留学で日本の予定との兼ね合いから2週間という短期間でしたが、集中して勉強しようと思いスパルタコースを選びました。

私は以前に3週間のアメリカ留学や、国際交流等を通して日常会話はなんとか出来る程度であったのですが、留学生のディスカッションの場になるとなかなか自分の意見を述べることが出来ないというのがネックでした。そのため短期間ではあったのですが、自分の意見をもっと流暢に言えるように、またその勉強のきっかけとして自分にインセンティブを与えようと思いフィリピン語学留学を決意しました。

OKEAを選んだ理由は、①授業の価格、②コースの内容、③写真を通しての学校の雰囲気です。具体的には、①については、全部で予算を20万円以内に押さえたかったこと、②についてはスパルタコースがあり多彩な授業が組まれていたこと、③については、郊外にありゆったりとした空間が見て取れたことが決め手になりました。

 スパルタコースは、朝の8:00からナイトクラスを含めて50分授業が1日10コマあります。また強制の自習時間授業がナイトクラス後に2時間あり23時45分まであります。つまり1日の半分に近い時間を勉強していることになります。実際のところ、始めは授業になれずかなり大変でした。しかしそれに見合う収穫は得られたと思い今はすごく満足しています。

というのも、まわりの学生達、特にスパルタコースの学生は誰もが勉強への意識が高いので一緒に勉強したり、グループディスカッションの授業を受けたりする中でとても刺激になりました。また辛抱強く丁寧に教えてくれるチューターのおかげで、表現したい言葉や言い回しを見つけることが出来、表現の幅が広がったからです。

1対1の授業が多いので分からないところを、他人を気にせずに聞くことが出来ますし、もっと知りたいと思うトピックについては深く話したりすることも出来ました。スパルタコースの特徴である、英語パターンの授業やボキャブラリーのクラスは毎回テストが設けられていて、同じスパルタコースの学生と必死になって覚えたりもしました。おかげで、自分で勉強するだけではなかなか暗記できない部分も、実際に使うことで自分に染み付いたと思います。

私の場合は、2週間という短い期間の集中型でたくさん会話の練習ができたので、このコースはとても私のニーズにあったものでした。ただ短期間の留学では発音の授業は不要だったと感じました。またグループ授業ではクラスメイトが自分の意見を考えている時間がもったいないと感じたので予習などを課せば効果的に時間が使えたのではないかと思いました。

もし長期滞在できたらかなりハイレベルな英語を身につけることが出来たと思います。ただし英語の会話はまだまだ苦手という方はいきなりこのコースは大変かもしれませんし、自分のペースでゆっくり学んでいきたいという方には不向きかもしれません。しかし効果的に英語能力を伸ばしたいという強い意志を持った方にはスパルタコースはオススメのコースだと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 河合千春