(勉強編)
・授業スタイル
1日に9コマのスケジュールのうち、マンツーマンレッスンを4コマ、グループ授業を3コマ、合計7コマを受講。週に1度授業変更が可能なため、各自の学習スタイルに合わせて時間割をアレンジできます。私の場合は試行錯誤した結果、午前中1時間、午後1時間をフリーにして集中力を保つ努力をしました。
・マンツーマン授業について
フィリピン人の先生たちは非常に授業熱心です。稀に訛りの強い先生もいますが、正確な発音を意識して授業に臨んでいる先生がほとんどです。マンツーマン授業の良い点は自分のペースで授業を進行できることだと思います。最初の授業は初対面&しゃべれないことで緊張しますが、強化したいスキルや勉強したい内容を積極的に主張することをお勧めします。私の場合は各先生の授業ついて、表現力の向上、語彙力の強化、リーディング・発音、ディスカッション(ビジネスに関わるトピックス中心)をテーマに受講しました。また、悪い点は、世間話で授業が終わってしまうことがあります。たまには悪くありませんが、おしゃべりの中でも必ず間違ったセンテンスを指摘してもらったり、よりよい表現方法を教わることが大切だと思います。
・グループ授業について
基本的に授業中は母国語禁止がマナーのはずですが、韓国語がよく飛び交います。日本人は1グループクラスに1or2人程度なので授業中に日本語を話すことはほとんどありません。先生も注意を促してくれますが、ひどい場合はPlease speak English!と雰囲気を壊さない程度に意見するのもコミュニケーションの手段だと思います。また、先生たちは全ての生徒に発言の機会を与えながら授業を進行してくれます。グループクラスは各自の意見を発言・交換する場なので、フィリピンや韓国、日本の類似点や相違点について学ぶよい機会だと思います。なお、月に1度のマンスリーテスト後にレベルアップに応じて受講クラスの変更ができます。私はレベルアップの度に必ずクラスを変更しました。
・学習の成果
最後のマンスリーレベルテストの結果はTOEIC「Hight Intermediate」ORAL「Intermediate」でした。4ヶ月の滞在(5回目のテストは未受験)でTOEICは2レベルアップ、ORALは3レベルアップしました。TOEICに関してはエントランステストで420点だったのが4ヶ月後には700点を獲得できたため、個人的には非常に満足のいく結果を残すことできました。大学卒業以来、全く英語の勉強をしていませんでしたので、まずは思い出すことから始まり、学習方法についても葛藤の毎日でした。日本人大学生に自主学習の仕方を教わったり、勉強熱心な韓国人生徒のグループに加わって放課後も勉強に励んだことで、最終的に努力が結果に表れてうれしかったです。
(生活編)
・滞在期間について
フィリピン留学の後ネイティブ国へ留学する生徒が多いため、韓国人を含め平均3ヶ月の滞在の方が多ようです。私の場合は、3ヶ月でようやくORAL「Intermediate」の段階でしたので、3ヶ月でやっと会話がスムーズになってきたかなという感覚でした。約5ヶ月の滞在は少し長いように感じましたが、結果的には短すぎず長すぎずで丁度よかったと思います。
・環境、安全面
学校はセブシティの中でも比較的治安の良い場所に位置します。滞在期間中特に危ない目には遭いませんでしたが、夜は一人で出歩かない、高価なものは身につけないなど基本的なことは気をつけるべきです。学校の周辺には徒歩圏内に外国人向けのショッピングセンター(BTC)ローカル向けのショッピングセンター(カントリーモール)やたくさんのレストランがありますのでとても便利です。私はBTCのカフェやスーパーへ日中よく歩いて行きました。マンゴーは安くてとても美味しいです。ただ、近隣の騒音にはとても悩まされました。フィリピン人はペットに鶏と犬を飼っているので深夜に鳴声で眠れないことが度々ありました。また、バイクのエンジン音も物凄く煩いです。私の場合は特に過敏な体質のようで、耳栓を頂いたもののあまり効果がなく、眠る前に海外ドラマや映画を見ながら眠くなるのを待つのが日課でした。
・ドミトリー
他の学校のことは分かりませんが、比較的キレイなほうではないかと思います。飲料水はウォーターサーバーが各階にあり、コンビニエンスストアも1階にあるので便利です。食事は基本的に韓国・フィリピンスタイルで朝昼晩キムチつきです。私は辛いもの好きですが、毎食のキムチは堪えました。また、居室は2人部屋を選択しました。ルームメイトは韓国人で滞在期間も私より少し短いぐらいの社会人経験がある女性でしたので、私にとってはベストパートナーでした。
・放課後の過ごし方
授業の復習や予習をする以外には、先生たちと夕食に出かけることもあります。韓国人生徒や日本人生徒だけで出かけるよりも英語の練習になってよいと思います。ただし、先生を夕食に誘う場合は生徒がご馳走するのが基本です。理由は経済事情を勘案頂ければと思います。
<写真はマラパスクア島です。>
・週末の過ごし方
セブには空港があるマクタン島以外にも、たくさんの美しいスポットがあるため、1ヶ月に1度くらいは韓国人生徒たちと一緒に旅行に出かけてコミュニケーションを深めると、その後の学校生活も楽しくなると思います。また、ウォーターフロントホテルのプールは規模は小さいですが近場でお勧めです(300ペソで軽食つき)。ゴルフの練習も安くできるので、リフレッシュに通うのもお勧めです。ただし、週末は貴重な自主学習時間のため、リスニングの練習や日々の授業の復習の時間を必ず作る努力は必要だと思います。
・必須アイテム
Ⅰ.ノートパソコン
ドミトリーのパソコンは度々不具合を起こします。カフェでWIFI使えるので、外でネットを利用したいときにも便利です。
Ⅱ.長袖の羽織もの
学校は空調が効きすぎていて涼しいを通り過ぎて寒いです。
Ⅲ.USB
データ交換に便利です。
・カルチャーショックBEST5
Ⅰ.学校のトイレやショッピングセンターのトイレに便座がついてない。
Ⅱ.甘いものを少しでも置いておくと、大量のアリがやってくる。
Ⅲ.ケチャップの原料がバナナ(普通のケチャップも売ってます)。
Ⅳ.ファーストフードでも必ずライスがついてくる。
Ⅴ.セブはフィリピン第2の都市なのに、シティの中心以外は信号がない。
以上、セブ留学及び情報収集のお役に立てれば幸いです