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CEBU21代表のインタビュー記事:オーマイニュース★

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おとなり韓国の「英語マスター戦略」

フィリピンを大活用 日本人は追いつけるか?

 金谷 俊秀(2007-06-25 19:10)
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 フィリピンへの英語留学の関心が日に日に高まっているようだ。NHK、朝日新聞(2006年10月3日付の記事)、そしてこのオーマイニュースなど、様々なメディアが頻繁に紹介している。

 お隣の韓国では、フィリピンで英語留学してから、欧米留学に行く、いわゆる「ステップアップ」留学が一般的な流れとして定着していると聞く。夏休みや冬休みだけの短期留学は、小学生から学校単位で実施している。
 韓国出入国管理局統計によると、フィリピンを訪れる韓国人の数は年々増え、2005年は48万2958人に達した。この数字の3割以上、つまり15万人以上は、英語留学が目的の出国、と言われている。1年以上前の数値なので、今はもっと増えていると見られる。

 日本人のフィリピン留学も右肩上がりの勢いを見せている。けれども、その絶対数はまだまだ少ない。
 フィリピン留学が韓国人に好まれている理由は、韓国の英語教育熱の方が、日本より遥かに高いからだが、これに絡んだもうひとつの直接的な要因は、約700存在するフィリピン英語学校の98%以上、要するに、ほとんどの英語学校が韓国資本によって設立されている点にある。韓国人を対象に運営しているために、日本には入ってくる情報が少ないのだ。
 実際、ほとんどの英語学校は韓国語のホームページはあっても、日本語のホームページは設けていない。学校側は韓国人だけで十分定員を満たしているため、積極的に日本向けに営業をしていないか、あるいはその方法を知らないのだ。

 このような状況のもとで、フィリピン留学を日本でも積極的に広めようとする会社もある。
 フィリピンの複数の英語学校を比較して紹介しているサイトとしてオーマイニュースでも取り上げられたCEBU21という会社はそのひとつだ。

 英語習得に興味のある私は、フィリピン留学の現状と今後の可能性について、新宿の事務所でCEBU21の代表・趙文授(ちょむんすう)さんに聞いてみた。

──まず簡単に、CEBU21の内容について教えてください。

 当社はフィリピンセブ島の英語学校を日本に紹介する会社です。徹底した現地調査を通して、100校以上あるセブ島の英語学校の中でトップクラスだけを選んで紹介しています。100ページを超える当社のウェブサイトの内容は留学サイトの中で、最も多い情報量を誇っています。

──なぜセブ島だけを紹介しているのでしょうか。

 2006年までは、マニラ、バギオ、イロイロなどの地域へも学生を送りましたが、そのなかで、セブが最も学生の反応が良かったのが理由です。マニラは大気汚染と治安の問題があります。またバギオとイロイロは不便な交通が不便であること、田舎すぎることなどの理由から、学生の反応が今ひとつ芳しくありませんでした。日本人にとって、セブは安全できれいなリゾートとして知られています。日本から直行便も出ています。留学生は韓国人よりは少ないですが、生活している日本人は割と多いため、日本食レストランなども存在し、利便性が高いことからセブだけに集中することにしました。

──フィリピン留学に携わるようになったきっかけは何ですか?

 2005年、フィリピンの「まちづくり」関する調査のため現地に1年間滞在したのが、フィリピンとの初対面でした(2005年4月から2006年3月まで)。現地調査するなかで、より円滑な調査のためには自分の英語能力では足りないと思い、英語学校に通うようになりました。そこでフィリピン英語留学を、私自身体験するようになりました。私も欧米の国へ英語留学に行ったことがありますが、フィリピンでの英語留学は全然違いました。というのはマンツーマン授業が中心だったからです。費用は欧米の国と比べると3分の1以下でした。

 日本に帰ってきてから周りの人にフィリピン留学を勧めると「フィリピン危ないでしょう」「え?フィリピン人って英語喋れるの?」といったような反応が返ってきました。フィリピン留学が盛んな韓国と比べてあまりにも情報が少なかったためだと思います。そこで安くて効果があるフィリピン留学に関する情報を日本に向けて発信したいと思い、留学業務を始めることになりました。

──韓国人ばかりの学校にいくことに不安を感じている学生もいますか。

 そうですね。現地の学校が韓国資本なので、学生も現地スタッフも韓国人が殆どです。CEBU21の代表まで韓国人ですから、やはり不安を感じる人もいるようです、トラブルの際に韓国人に比べ差別されるのではないかと。しかし、現地の学校は日本人の受け入れに積極的なところが多いです。日本人が在籍している学校は、韓国人学生に人気があるからです。やはり他の国の人と話してみたいからでしょう。実際に、韓国人学生の場合は8週以下の留学は受け入れませんが、CEBU21が紹介する学校は、日本人の場合、4週間の申し込みでも大丈夫です。各学校の韓国語のウェブサイトを見ると、日本人学生が在籍していることを宣伝に使っているのが分かります。その分、親切に対応しているのでご安心ください。

──今後の計画について教えてください?

 今まで留学業務に携わりながら得た経験を活かして、フィリピン現地に直営の学校を設立したいと思います。やはり韓国人による韓国人向けの学校に日本人が飛び込むことにはやや抵抗感があります。来年以降の完成になりますが、現在、日本人向けの学校を設立する計画を進めております。

 そう遠くない日に、日本でも韓国のように「フィリピン留学ブーム」が起こるかもしれない。
 
記事原文
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070606/11852
 




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