ACR I-Cardとは、フィリピンに60日以上滞在する外国人に対して取得が義務付けられている外国人登録証 （Alien Certificate of Registration Identity Card, ACR I-Card）のことです。

これは、移民局がフィリピンを訪れる外国人の管理を強化するためだけでなく、登録された外国人にとって法的なフィリピン居住資格の証拠になるため、長期滞在用の身分証明書にもなります。

※ACR I-Card見本

60日間以上フィリピンに滞在する外国人は全てACR I-Cardの申請・取得が義務付けられています。

■取得の方法：

フィリピン移民局に出向いて申請を行い、その数週間後にカードを受け取りに行きます。 他の留学エージェントのサイトでは「ACR I-Card申請は学校が代行する」と記載されている場合がありますが、実際には学校スタッフ同伴のもと平日に授業を数コマお休みして生徒様が直接移民局に出向くことが必要です。

■費用：

3,000～3,500ペソ（滞在エリアによって多少変動があります）

8週間(＝56日間*日曜入国、土曜日出国の場合)での留学期間でしたら不要です。

但し、留学期間後もフィリピン国内にとどまって滞在期間が60日を超える場合は申請が必要となりますのでご注意ください。

当社CEBU21のスタッフが以前フィリピンのセブ島に１年間在住していた際、自身でACR I-Cardの申請を行いましたが待てど暮らせどカードが届かない、といったことがありました。

毎月移民局を訪れてはカードの到着を確認するも、窓口の担当者から返ってくるのは「まだマニラ（発行元の場所）に止まっているみたいだね」という冷たい返事ばかり…（ちなみに同時期に申し込んだ家族のカードは問題なく数週間で手元に届きました）。

申請を行ったものの、結局最後までACR I-Cardを手にすることなく日本に帰国することとなりました。 日本ではあり得ないような管理体制ですが、こういったトラブルが発生するのもフィリピンという国です。

予想外のトラブルを常に想定するのもフィリピン滞在中においては大事です。

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CEBU21編集部
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