マレーシアの治安は実際どうなの?KLは危険?2017年最新情報

留学やロングステイ先として人気の国マレーシア。東南アジアの中では治安が良い国として知られていますが、その実態とは?スリ、ひったくり、置き引きが発生しやすいエリアからクアラルンプール滞在時に絶対に気を付けてほしい3つの点をまとめました。

マレーシアの治安は実際どうなの?KLは危険?2017年最新情報

結局、マレーシアの治安って良いの?悪いの?


東南アジア諸国の中でもマレーシアの治安は良いと言えるでしょう。外務省がまとめている危険情報ページでは、マレーシアはシンガポール、ベトナム、タイなどの国と並び最も安全なカテゴリに分類されています。

マレーシアの治安は実際どうなの?

via 外務省 海外安全ホームページより
http://www.anzen.mofa.go.jp

ただ治安面に非常に優れている日本と比べてしまうと、やや不安があるのも事実です。注意をして過ごしていれば危ない目に遭う事はほとんどないマレーシアですので、ここではどんな点に注意したら良いかを中心に説明していきます。


マレーシアの治安は実際どうなの?KLは危険?2017年最新情報

マレーシア各都市の治安状況は?


まず、マレーシアと言っても色々な都市があります。各都市の治安状況ですが、ひと言でまとめると都市部であるほど犯罪リスクは高まる、と言えるでしょう。

大都市クアラルンプール&ジョホールバルの注意点

大都市クアラルンプール&ジョホールバルの注意点

大都市である首都クアラルンプール(KL)とジョホールバルに関しては次の項にまとめる生活上の注意点を意識することがとても大切です。過度に警戒する必要はありませんが、スリやひったくりといった軽犯罪は留学やロングステイなどで長期滞在となる際は起こりうる犯罪と、忘れずに慎重に行動しましょう。

またクアラルンプール(KL)の場合はブキッビンタン(Bukit Bintang)やKLCC等の中心地より、郊外のエリアの方に注意が必要となります。あまり留学生の方はアクセスすることがない郊外エリアですが、Petaling Jaya、Shah Aram、Klangといったエリアに行く際は軽犯罪だけでなく、強盗や恐喝等にも十分注意が必要となります。

マレーシアでは同じ都心部でも中心地と郊外で注意すべき犯罪のタイプが異なってきます。

  • 大都市中心(ビルが高い、観光客が多い、お金持ちが多い雰囲気)→ 軽犯罪(スリ、ひったくり等)
  • 大都市郊外(ビルが低い、所得が低い地元民が多い、雰囲気が暗い)→ 強盗や恐喝等
  • 筆者は東南アジア5カ国に滞在したことがありますが、上記はどの国でも共通して言えることです。警戒心を持たず好奇心だけで郊外エリアに行くのだけは避けましょう。またマレーシアへ留学される方は現地のスタッフや友だちに危険なエリアをしっかり確認してことが大切です。情報を入手しておくことも犯罪予防のうえで重要になります。

    ペナン、マラッカ等の地方都市の治安

    ペナン、マラッカ等の地方都市の治安

    さてその一方で、ペナン、マラッカ、ランカウィ、コタキナバルといったその他の都市ではのどかな雰囲気で治安上の不安をほとんど感じずに生活していただけます。こういった町でも油断しないよう生活することでさらに安全に過ごすことができます。

    では、マレーシア(特にクアラルンプールの都市部)ではどういった治安面に注意して過ごせばよいのでしょうか?


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    マレーシア(特にクアラルンプール)で絶対に気をつけたい3つのポイント


    クアラルンプールなどの都市部に滞在する際は、以下の3つの点を注意するようにしてください。これらのポイントはマレーシアや東南アジアのみならず、欧米圏での生活でも意識すべき点となっていますので、海外生活を今後考えられている方にとって必須の心構えとなります。

    1. スリ、ひったくり、置き引きに注意する(特にKL中心部)

    ペナン、マラッカ等の地方都市の治安

    徒歩での移動中、後方から近づいてくるバイクに荷物をひったくられるケースは路上のみならず、ショッピングセンターやホテルの入り口付近などでも発生しています。荷物を道路と反対側に持つことを特に意識するようにしてください。肩掛けカバンを体の手前で抱えるように、というと大げさに聞こえますがこのくらい徹底した方が良いでしょう。

    日本人は服装や化粧、髪型などで目立ちますので、スリやひったくりのターゲットにされやすいです。歩きスマホ(特にiPhoneユーザー)は恰好の餌食となりますので、周囲に気をくばりながらスマホを使うようにしてください。

    2. 夜の行動は慎重に

    マレーシアではどの都市でも夜(21時以降)の外出は特に気を付けるようにしましょう。クラブや夜のお店だけでなく、バーや屋台などで飲食する際も一人歩きのシチュエーションにならないよう極力タクシー移動を心がけてください。

    夜 × 一人 × お酒 が一番危険な組み合わせとなるのは世界共通です。クラブや飲み屋さんにいるお客さん同士のトラブルだけでなく、酔っ払いを狙った犯罪者、ぼったくりなどあらゆる危険性がありますので、特に注意するようにしてください。意外かもしれませんが、マレーシアでお酒を飲む場所はかなり限られます。宗教上の理由で一般的に食事をしながらの飲酒は行わないことが多いからです。従って限られた場所に犯罪者もターゲットを絞っている可能性がありますので、夜の一人行動(特に女性の方)は十分気を付けましょう。

    3. タクシーを利用するときはUber , Grabを使う

    マレーシアは日本からも多くの直行便が出ており、格安航空会社Air Asiaなどを利用すれば航空券代も5万円以下に抑える事もできます。日本からのフライト時間は7時間ほどと少し長めではありますが、留学期間中にマレーシア周辺の人気の国に格安で行く事ができます!

    タクシーを利用するときはUber , Grabを使う

    マレーシアでは配車アプリUberやGrabを利用してタクシーを呼ぶことができます。これらのアプリで呼び寄せたドライバーはセキュリティ面で問題がないかチェックされていますし、支払いは事前登録したクレジットカードで済ませることができるとあって、マレーシア国内でタクシー移動する際はこれらのアプリは必須となります。

    流しのタクシーが一概にすべて悪い、というわけではありませんが念には念を。安全面を考慮するのであればこのような配車アプリを活用するのがベターです。

    以下はフィリピン版のUber、Grabをまとめた記事ですがマレーシアでもほぼ同じ仕様となっています。

    ここに解説したのはどれも特別難しいことではありません。華美な服装を控えるのとともに「ここは日本ではない」という意識を強く持つことで、滞在を安全なものにしていただける確率がグッと高まります。


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    まとめ


    いかがでしたでしょうか?
    イスラム教国家であるマレーシアですが、近年話題の過激派組織からの影響も少なく、安心して過ごせる点が人気です。しかし他の国同様、軽犯罪や郊外での犯罪リスクはありますので油断しないで生活するよう心掛けていただければと思います。みなさんにとってマレーシアでのご滞在が安全である事を心から願っています。


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    CEBU21編集部
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