欧米とフィリピン留学の違いとは?7つの点で比べてみました

欧米圏の留学 vs フィリピン留学比較

欧米への留学と迷われている方はこちらをご覧ください!海外に英語を学びに留学に行こうと考えた時に、まず決めなければならないのはどこの国に行くかです。

政治・経済・教育・エンターテイメントで世界をリードする超大国アメリカか?ワーキングホリデー制度もあり大自然が魅力のカナダか?歴史と建物が素晴らしい英国・アイルランド、人々が温かく住みやすいオセアニアのオーストラリア・ニュージーランドか?

たくさんの国があり、それぞれ特徴がありますが、ここでは人気のフィリピン留学と費用面から授業面まで、合計7つのポイントで徹底比較します。


1. 【渡航費用】航空券代は欧米の3分の1以下!?

まずは、留学地に行くまでの渡航費(航空券代)を比べてみましょう。

国名 都市名 金額 所要時間
フィリピン セブ 45,000円 約5時間
オーストラリア シドニー 129,000円 約10時間
カナダ バンクーバー 187,000円 約9時間
アメリカ ニューヨーク 183,000円 約13時間
イギリス ロンドン 311,000円 約12時間
※全て直行便での金額/所要時間

近くて、安いフィリピンへの渡航費用

フィリピンは、日本の主要都市から4~5時間で行ける距離にあります。LCC(セブパシフィックやJET Star)などが就航しているために、日本の国内旅行と変わらない費用で渡航できるのも利点です。LCCのキャンペーンをうまく利用すると、10,000~20,000円で往復チケットが購入できる場合もあります。時差が1時間しかないために、時差ボケの心配もありません。

欧米圏のアメリカ・イギリスなどは、日本から10時間以上もかかるために、航空券代も高くなります。 また昼夜逆転した生活になるので、到着後しばらくは時差ボケなどにも対処していく必要があります。


2. 【学費&滞在費】フィリピン留学が圧倒的に格安!

次に留学費用の大部分を占める、学費と滞在費を比較していきます。

フィリピン留学の費用、実際にはどれくらい安いのか?
※学費関連費用:入学金、学費、滞在費用等を含む費用を調査日の為替TTSレートにて換算 *下三桁以下四捨五入
調査日:2016年3月14日

上記は留学先として有名な3カ国での4週間の学費と滞在費、入学金を含めた金額を比較した表です。
フィリピン留学の費用と比較すると、イギリスとは2.4倍、オーストラリアとは1.7倍の費用差が生じています。

尚、授業時間に関してフィリピンの学校は1日10時間、他2カ国に関しては1日5時間のコースで費用を比較しています。フィリピン留学の授業時間は2倍多いため、同じ授業時間の条件で比較するとフィリピン留学と他2カ国の差はさらにひらき、約2.5~4倍になります。

このようにフィリピン留学は欧米圏と比較して、圧倒的に格安な費用で留学することができます。


3. 【ビザ申請】ビザ申請・健康診断などの煩雑な手続きは不要!

留学先に渡航するにあたって必要なビザの費用と手続きについて比較します。

国名 ビザ申請料金  ビザ申請の方法
フィリピン 無料 (30日まで) 事前のビザ申請は一切不要
オーストラリア 豪$535 オーストラリア大使館指定の病院で健康診断を受診する必要あり(レントゲン要)手続きが煩雑且つ費用もかかります
アメリカ 米$360  ※SEVIS含む 学校からの入学許可書、銀行の残高証明書などの書類をすべて揃えて大使館(西日本の方は、大阪の領事館)に申請に出向き、面接要

フィリピンでは、事前のビザ申請が不要です。フィリピン入国時に無料で取得する30日間分の観光ビザで留学が可能となっています。ただし、現地到着後Special Study Permit(=就学許可書 *以下SSP)を申請しなければなりませんので、完全に無料とはいえません。SSPの申請料は17,000円ほどですので、やはり他の英語圏と比べても安いです。(SSPの申請は学校が代行申請するのでご安心ください)


4. 【レッスン内容】グループレッスンvs.マンツーマンレッスン

初級~中級の方の「英語の語学習得」に関して、コストパフォーマンスが世界中でもっとも優れているのはフィリピン留学です。コスト(金額)に関しては上記で触れましたが、パフォーマンス(内容)について以下ご覧ください。

国名 授業時間と授業形式
フィリピン 1日8時間以上 その中で4~8時間がマンツーマンレッスン
オーストラリア
カナダ
アメリカ
イギリス
1日4~5時間   すべてグループレッスン (1クラス10名~20名)

欧米圏は定番のグループレッスン

アメリカなどの英語圏に留学すると、レッスンはグループ形式で行います。またそのグループレッスンも講師1人に対し、学生が10~20名と大規模なグループクラスとなるため生徒一人ひとりの発言時間は限られます。
大多数の方は1時間の中でほとんど発言もできず、クラスの中でもレベルの高く、積極的な人ばかりが発言しているような授業が多いです。

フィリピンは初心者向けのマンツーマンレッスン

フィリピンでは、授業の半分以上が講師とのマンツーマンによるレッスンです。学校やコースによっては1日中マンツーマンレッスンを受講することもできます。1人の講師が自分だけのために、レッスンをしてくれることで、他の生徒を気にせずに英語を集中して話すことができます。

グループ授業も4〜5人程度の同レベルの学生と組まれるので、英語を話さざるを得ない状況になります。

自分のレベルに関係なく、強化したいポイントに特化してトレーニングができるので、特に英語力が初心者レベルの生徒にとっては、最適なレッスンスタイルです。


5. 【レッスン時間】欧米とフィリピン、これだけ違う総レッスン時間!

マンツーマン授業を体験!どんな雰囲気?

実際、3ヵ月通学すると、合計のレッスン数(時間)は留学先によってどれだけ変わってくるのでしょうか?

国名 3ヵ月の留学で受けられる総レッスン時間
フィリピン 600時間 (無料の追加レッスン含む)
オーストラリア
カナダ
アメリカ
イギリス
300時間

フィリピンは欧米の「2.0倍」も授業時間が多い!

フィリピン留学では、1日に正規のレッスンが7~10時間あり、それとは別に2~3時間無料の追加レッスンがあります。それらをすべて受けると、1日のレッスンは平均10時間です。12週間で受ける授業数は1日10時間×週5日×12週間=600時間となります。忘れてはならないのは、この600時間の半分以上はマンツーマンによるレッスンである事です。

欧米圏の留学では、平均すると1日に5時間のレッスンだけで、フィリピンのような無料レッスンはありません。12週間で受ける授業数は、1日5時間×週5日×12週間=300時間です。

フィリピン留学では欧米留学と比較して、2倍近い学習量があり、しかもマンツーマンで受講できるため、英語習得における効果は歴然です。フィリピン留学がコストパフォーマンスに優れる理由についてお分かりいただけましたでしょうか?


6. 【生活環境】ホームステイvs.全寮制

忘れてはならない、生活環境(宿泊先)を比べてみましょう。

フィリピンの寮生活を動画でチェック!

国名 留学中の宿泊先
フィリピン 寮、 外部ホテル・コンドミニアム
オーストラリア
カナダ
アメリカ
イギリス
ホームステイまたはフラットやレジデンスのシェア

欧米圏はホームステイが主流、そのメリットとデメリット

欧米圏の留学ではホームステイが普及しています。メリットは、毎日の生活の中でネイティブと会話練習ができることです。英語圏の家族の一員として一緒に生活をすることで、その国の文化・習慣・考え方なども学ぶことができます。

デメリットは、すべてのホストファミリーが国際交流の観点から生徒を受け入れているわけではありません。中にはビジネスとして受け入れているファミリーもあり、相性が合わない場合もありますので注意が必要です。
ホームステイでは朝食と夕食しか出ませんので、昼食代はかかります。このように、ホストファミリーに対して過度な期待は厳禁です。学校までの通学には時間と費用がかかり、洗濯や掃除なども自分でやる必要があります。

フィリピン留学は全寮制、そのメリットとデメリット

フィリピン留学では学校の寮(もしくは外部のホテル)に滞在します。これにもメリット、デメリットがあります。

メリットは、食事が3食ともついていて、掃除・洗濯もしてくれることです。学校によっては、シアタールーム、フィットネスジム、プール、卓球台、マッサージルーム、カフェなどもありますので、かなり快適です。勉強だけに打ち込みたい方にとっては最適な環境です。多くの寮は学校と同じ敷地内にあり通学の必要がなく、寮内にはガードマンがいますので安全性も高いです。

デメリットは、ホームステイのようにネイティブと会話練習をすることはできません。また、韓国経営の学校の場合は、食事は韓国料理が中心です。辛いものが苦手な人には少し辛い環境です。


7. 【フィリピン留学の欠点】ネイティブ環境と就労環境

ここまでで、完璧に見えるフィリピン留学ですが、欧米留学にあってフィリピン留学にないものが2つだけあります。

欠点その1. ネイティブスピーカーによる環境

英語が公用語として話されているフィリピンですが、ニューヨーク等のアメリカ東海岸に代表される「速くて、スラングが飛び交う」英語を学ぶ事はできません。初級~中級の方向けの英語特訓の場として最適なフィリピン留学ですが、ネイティブ並みの洗練された英語を学ぶのであればアメリカやイギリスといった国に行くのが最適です。

欠点その2. ワーキングホリデー等の就労環境

オーストラリアやカナダに代表されるワーキングホリデー制度はフィリピンにはありません。フィリピンの語学学校のスタッフとしてインターンや正社員勤務をされる方もいますが、「憧れの海外就職!」とは少し趣きが異なります。

それでもフィリピン留学にいくべき理由とは?

日本人の英語レベルは、初級~中級の方がほとんどです。そのレベルのまま欧米留学に行っても大事なお金や時間を費やしても思ったような効果が挙げられないことが多いです。きちんとメリットとデメリットを理解したうえで「欧米圏に行く前にフィリピン留学で基礎英語力をつける」という選択肢を考えてみるのも良いでしょう。

このような、欧米圏への留学やワーキングホリデー前の"プレ"留学としてフィリピン留学に行く方は年々増加傾向にあります。フィリピン留学のメリットをフル活用して、『フィリピン留学+欧米圏留学の2カ国留学』といった留学プランを効率よく組み立てていくのが大事です。


まとめ

欧米留学とフィリピン留学の違いはお分かりいただけましたでしょうか?
ひと昔前まで留学といえばアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスといった欧米諸国がスタンダードでしたが、今では留学先に何を求めるかによってフィリピン留学といった選択肢も増えました。以下リンクより、フィリピン留学のメリット・デメリットの記事をご覧いただければ、より深くフィリピン留学を知ることができます。

2016年7月13日更新内容:ページのタイトルを変更・更新いたしました。

2016年10月28日更新内容:リンク先の修正を行いました。


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