2月27日
この日は試験を受けた。試験といっても到着二日目に受けたテストのようなものであった。
学校に着くと受付の方から紙を渡されるので、受け取る。どうやらスピーキングの順番と、どのような試験を受けたかチェックするための受験票の用のようなものだ。
スピーキングとリスニングはグルーブ部屋、グラマー、ライティングは個別部屋を使用する。各科目ごとに25分から40分の間の時間が決められている。問題用紙は書き込み不可。回答が終わったら、回答用紙だけを提出し、受験票にチェックをもらう。
あとは全科目を受けるまで同じこと繰り返す。
今週は土曜日が休みなので、金曜日と土曜日を使い、ダイビングに行く予定だ。
予定は学校を出て、タクシーを乗り、バン乗り場に到着してそれからバンでダイビングのできるモアルボアルまで移動するようだ。
セブに到着してから寮と学校の往復しかしていなかったので、外の風景すべてが珍しかった。セブに到着してから信号を見たことがなかったが、少し進んだところに信号を発見した。
タクシーに乗ること数分、渋滞をしているようだ。信号機で詰まっているのかと思ったが、交通事故が原因であった。3車線のうち2車線が通行不可能になっていた。渋滞を抜けて数十分後また道路が混雑しているようだ。今度は交差点付近でバイクの交通事故だ。渋滞の間、水売りの人が車の間を行き来する光景を見た。日本では珍しい光景だと思う。
モアルボアルに到着するためには山道を通らなければならない。運転手さんは、かなりのスピードで山道を左に右に曲がっていく。対向車がいなければ迷わず遅い車を追い越す。揺られること約3時間、目的地に到着したようだ。
村の様子は、狭い通路を挟んで両サイドに雑貨屋、食事屋などが所狭しと並んでいる。
雑貨屋などを抜けると右手に海が広がっていた。今夜泊まるホテルに到着後、夕食を近くの食事処で食べる。どうやらカレーのようだ。グリーンカレーのチキンを注文した。
注文を受けてから作っているようなので、料理が運ばれてくるまで長く感じたが、長さを忘れさせるようなカレーの味だった。
ホテルは基本的には寮の部屋と同じで、きれいにしたような感じだった。洗面所のシャワーにシャワーヘッドがついてたことに驚いた。しかし穴が塞がれているのか、水の勢いは強いが、うまく機能していないようだった。
海辺の夜景と海はとてもきれいだと感じた。
音楽を聴きながら浜辺に寝そべるとそのまま眠ることができる。気温も寒くも暑くもなく丁度過ごしやすい気温であった。
2月28日
この日は体験ダイビングをする予定だ。
いくつかの注意事項を説明された。
ダイビングをする方で肺気胸を患ったことがある方は、医者のダイビングをしても良いかの診断書が必要なようだ。
私は以前、肺気胸を患っていたこともあり、ダイビングを止めて、海に浮いていることにした。海の中には様々な魚や、サンゴが存在しており、視覚的にとても楽しめた。
一通り水中観察を終えて、昼食をとることにした。
昼食は昨日カレーを食べた店が閉まっていたこともあり、朝食をとった食事亭に決まったようだ。私が頼んだのはチキンライスのようなものであった。海に面していることもあり、風景を楽しみながら昼食をとることができるので、心身ともに癒されるかもしれない。
昼食を終えた後は海には入らず、友人達と話をした。
椅子に寝そべって音楽を聞く時間は至福の時間であった。
セブに着たという実感を初めて感じたかもしれない。日差しの強さが日本のそれとはかなり違うので日焼け止めなど対策をしっかりするべきだと感じた。
ダイビングをしていた方たちと合流し午後5時に現地を出発した。
帰り道も行き同様、かなりの猛スピードで峠を攻める。対向車のライトが眩し過ぎるが、山道はほとんど街灯がついていないので仕方がないことだった。
帰り道マクタングリルで夕食をとることになった。
マクタングリルはオープンな場所で音楽と食事を楽しむ場所なようだ。
私が食べたメニューはどれもおいしく、日本で食べたら一人当たり1500円はしそうな勢いだが、一人当たり300ぺソぐらいで夕食をいただいた。
モールでもそうだが、食料品関係は日本と比べてかなり安いと思うが、電化製品は日本と同じぐらいだ。商品の種類にもよるが、全体的に日本より安いが、安いのは質が悪いらしい。私が50ペソで買ったサンダルはかなり下地が固い。少し高めの商品になると下地が柔らかく履きやすい。こちらの生活に慣れてくると100ペソが非常に大金であるということを実感できる。