島全体が穏やかでピースフル。治安を気にされる方にはピッタリです。直行便が飛んでおらず、フェリーなどを使うため、日本人がほぼゼロの環境です。 刺激を求めたい!方には不向きで、ヒーリング、地元の方との深い関りを持ちたい方に特におすすめ。
【フィリピン留学/学校訪問記】
黒魔術で有名なフィリピン・シキホール島で味わえる唯一無二のフィリピン留学とは!


SLAcademy
シキホール島にある SLAcademy(Siquijor Language Academy) は、セブ島の下、フィリピン・ヴィサヤ諸島南部の自然豊かな島で唯一の英語学校です。2020年に設立されたこのアカデミーは、少人数制のアットホームな環境で唯一無二の「島留学」を体験することができます。

今回訪問したCEBU21スタッフ
CEBU21カウンセラー:山本ゆみ(当時3歳の息子も一緒に行きました!)
訪問日:2025/01/29(4日間滞在)
アメリカでの留学経験と、ニュージーランドでのホームステイの経験あり。
4週間のフィリピン留学が最も英語を話した!と感じています。
女性目線・親目線でのレポートをお届けします!

今回案内してくれた学校スタッフ
SLAcademy:日本人マネージャー アキラさん
バックパッカー時代に訪れたシキホール。しかし一度訪れていたことを忘れて数年後に巡り合わせのように親子留学で戻ってくることになったSLAcademy!まるで運命の導きかのように日本人マネージャーに就任し、日本で生活しながら毎年1-2度はお子さんと一緒にシキホール生活をされています。
ノンスパルタだけど試験対策もできる!
フィリピン留学には珍しいスペインからの留学生も!
宿泊施設・キャンパスの設備は?アットホーム暮らしの様子
SLAcademy周辺のおすすめ観光&自然スポット
5つの分野で見るSLAcademy
SLAcademyが向いている人・向いていない人
シキホールってどんな島?行き方は?

まず、シキホール島とは?
フィリピン中部に位置するシキホール島は、知る人ぞ知る最古の黒魔術の文化が残るちょっと神秘的な観光地……と、されていますが、実は特別神秘的でもなく、ただただ静かで穏やかな田舎で全く黒魔術の気配はありません笑
しかしその魅力は一度訪れると虜になる外国人観光客が多く、セブ島からも気軽に足を伸ばせることもあって国内外のダイバーなどにも人気の高いダイビングスポットとされています。
ヒーリングにピッタリで、「何もしない」をしに行く島だと感じました。

シキホールへの行き方
いきなりハードルが上がってしまうかもしれませんが、現時点で日本からシキホール島ヘ行く直行便はありません。
セブやマニラ経由でドゥマゲッティまで行き、そこから40分ほどフェリーに乗って到着します。そのため、学校内にも島にも日本人が全くいないのが一番の特徴です◎
ドゥマゲティから約30分で行ける船もあるのですが、私たちは今回最も安いMONTENEGROという船で1時間半かけて向かいました。大体ひとり800ペソです。
事前に買っていたチケットをスマホの画面で見せれば良いだろうと思っていたら「印刷しないとダメだよ」と言われ、MONTENEGROの事務所の中まで入って無料で印刷をさせてもらいました笑

古びた大きい船で、乗り込むときはかなり不安…笑
ジュラシック・ワールド/炎の王国の恐竜を運ぶ貨物線を思い出しました笑

全く揺れずにゆっくり進んでくれたので、船酔いすることもなく乗り心地も良かったです◎
乗り物酔いしやすい方はMONTENEGROおすすめです!笑
30分ほどで行けるフェリー(Ocean Jet)の方が一般的なのですが、こちらは1人1,500ペソほどです。

▼より詳細な行き方はこちらをチェック!
【フィリピン留学で行くシキホール】「黒魔術の島」ってどんな島? 5分でわかるシキホールの魅力
ノンスパルタだけど、試験対策もできる!

ノンスパルタな学習スタイル
学校の規則はノンスパルタ。生徒さんは自分のペースで授業や自習ができます◎
ストレスなく学びたい人にとってまさに理想的な環境!
1日の時間割も最大6時間ほどで放課後はビーチを散歩する余裕もあり。

SLAcademyでは、在籍している講師の数は多くはありませんが、その講師一人一人が英語教育の資格を保持しており、さらにIELTSやTOEFL、ケンブリッジ試験の授業も提供可能となっています。
小規模の学校だとコースはESL(日常英会話)のみとなることも多いのですが、このアットホームで個別のサポートが手厚い中、試験対策ができるのは嬉しいポイント◎
フィリピン留学では珍しいスペインからの留学生も!

SLAcademyはフィリピンとスペインの共同資本。
そのためセブ島や他のエリアではなかなか見かけないスペイン人の生徒さんも多く見かけます。
▼スペイン人オーナー

またシキホールはヨーロッパの方々に人気な観光スポット。
ビーチへ出かけるとドイツやフランス、スペインからの観光客とも出会うことができます。
アジアの方はほとんど見かけません。

学校から徒歩で行けるこのBBQは串焼き1本20ペソとかなりお得にビールのお供をゲットできます笑

ワンちゃんもみんな穏やかでセブで見かけるワンちゃんよりも美味しいものを食べていそうな子が多かったです笑
宿泊施設・キャンパスの設備は?アットホームな暮らしの様子

穏やかな雰囲気の芝生の校庭には、自然と近所の子どもたちも遊びにやってきます。
サッカーやドッジボール、バレーボールなど、気づいたら先生たちも一緒になって遊んでいます。
▼学校にはきちんとワクチンを接種している看板犬もいます^^

他の学校だと先生やスタッフとお出かけが禁止されていたり、ちょっと形式的な関係になりがちなのですが、SLAcademyは先生との距離がとても近く、まるで友達のように打ち解けることができます。
授業外でも気軽に話せる雰囲気があり、一緒にナイトクラブに出かけたり、地元のボランティアイベントに参加したりと、“地元の友達ができる留学”を体感できます。
▼放課後に絵の具でTシャツに手形アートをする息子(左の女性がフレリン校長です)

▼こちらはみんながくつろげるエントランス

放課後に先生がギターを弾いたり、みんなでゲームをしたりして過ごしています
▼親子留学できているお子さんも自然と親御さんから離れて先生たちと遊び始めます^^

▼教室 マンツーマンもグループレッスンもどちらでも使用します


▼こちらはカフェテリア
このオープンな環境いいですよね◎

▼ちなみにお食事はこんな感じ!
他校では韓国料理などが多い中、こちらはフィリピン料理が多く、なんだかちょっとホームステイ先のホストマザーが作るあったかいご飯という感じです◎
カボチャカレーやオクラのお浸しなどほっこりするおかずもあって、とってもおいしかった!

▼生徒がピザ食べたい!と言った日のディナーはデリバリーになったことも!
先生も一緒にピザパーティーになりました◎

▼カフェテリアにはこんなぼーっとできるハンモックもあり

▼こちらは息子のシッターをしてくれたレンレンです。
息子をビーチに連れて行ってくれたり、日本語と英語をゲーム感覚で遊ばせてくれたり、たくさん可愛がってくれました◎

お次はお部屋を見ていきます!
▼こちらはカフェテリア横のシンプルな1人部屋です(親子などであれば2人部屋にもなります)

▼1人で使うには十分すぎる大きさのベッド!

▼水回りはこんな感じ

▼こちらは学校の目の前にあるドミトリー(最安)になります。

▼最大4人部屋で2段ベッドが1台と、シングルベッドが2台入ったお部屋になります。
ただ、max4人入ることはあまりないようで、だいたい2-3人で利用することになりそうです。

▼水回りもあまりフィリピン留学で見かけないスタイリッシュさ
シャワーとトイレも分かれています

▼そして、こちらは丘の上のバンガローへ続く階段です

結構な階段の段数なので、滞在期間中かなり足がたくましくなること間違いなしです笑

こちらのお部屋は私の一番のお気に入り!
このお部屋で毎朝太陽に起こされたいです。

ヒーリングすぎるお部屋…

バルコニーでサンミゲルライトを飲みたい…
ちなみにSLAcademyのお部屋は島に訪れる観光客向けにもお部屋を開放しています。
そのため留学生が入らないお部屋は観光客が滞在しており、お食事もカフェテリアにて一緒に召し上がったりすることもあります。
また、もし内部寮がいっぱいで入れないor外部のホテルから通学したい!と言う場合は徒歩圏内にドイツ人の経営する民泊なんかもございます▼

▼ちなみに私たちは今回内部寮が満室だったので、ビーチの目の前ののどかなホテルに宿泊しました。

▼ちょっと贅沢な生活をしたい方は、こんなリゾートホテルなんかも選ぶことができます

SLAcademy周辺のおすすめ観光&自然スポット

学校から徒歩5分ほどでビーチに出られるのですが、たったの50ペソでシュノーケルマスクのレンタルもできます。

▼このようなレンタルやアクティビティの窓口は島の人たちが交代で務めます。
島の人たち同士が支え合って生活しているのが伝わってきます。

今回私たちが行った1月末-2月頭は海に藻が多かったのですが、4月以降はこのように綺麗なビーチが広がります▼

▼こちらは週末のアクティビティでお出かけするであろうBALETE TREE(fish spa)

信じられないぐらいでかいドクターフィッシュに足を綺麗にしてもらえます。
もはや恐怖でした笑


▼こちらはSan Isidro Labrador Church(サン・イスドロ・ラブラドール教会)

18世紀に建てられた歴史的な教会と修道院です。

▼アドベンチャー好きにはたまらない洞窟探検!

洞窟内はとても涼しく、水深3mもある水野中を泳いで突き進んだりと、なかなかのアドベンチャーです。

▼こちらはCambugahay Falls(カンブガハイ滝)

なかなか険しい階段を降りていくと…
そこには綺麗なスカイブルーの淡水!

当時3歳の息子もターザンごっこをやらせてもらっています笑
日本だったら絶対やらせてもらえない年齢です笑

▼シッターと共に、とっても楽しそう!

最後に・・・「島に留学する」という感覚
フィリピンと聞くと治安を気にされる方も多いかと思いますが、シキホールの魅力はなんと言っても「治安の良さ」。コンビニのレジは常にopen。バイクに鍵をかけなくとも誰も盗みません。スリなどの軽犯罪も聞いたことがないと言います。
サンセットを一望できる小高い防波堤に座りながら串焼きやフィリピンビールのサンミゲルライトを楽しんでいると、自然と地元の方やヨーロッパからの観光客と話が弾みます。
決して大規模な学校でもないし、先生も5-6人と少ないですが、ここでしか体験できないフィリピン留学が味わえます。
5つの分野で見るSLAcademyの魅力
学校内で飲酒も可能で、近所のコンビニでお酒を買い、なぜか帰宅しない先生方と夜まで語ったり…なんてこともできちゃいます。
コンビニのレジは常に開いていて、バイクにも鍵をかけたりしないシキホールの方達。みんな顔見知りでお互い支え合って生活しているので、ストリートチルドレンなども一切見かけません。
ただし、お庭が目の前なので虫はよく見かけます。
お昼ご飯も先生も一緒に食べたり、休み時間も一緒にバレーボールをして遊んだりと
SLAcademyが
向いてる人・向いていない人
向いている人
- ・アットホームな環境が好きな人
- ・ローカルな触れ合いを体感したい人
- ・親子留学でお子さんにのびのびとした生活をしてもらいたい人
向いていない人
- ・虫が苦手な人
- ・スパルタな環境で勉強をしたい人
- ・大規模な学校を希望する人
今回訪問したスタッフからのメッセージ
SLAcademyはこれまで私が訪問してきた学校の中で、最も我が子+母親の精神衛生に良いと感じた環境でした!今回私の息子(3歳)のベビーシッター兼英会話の先生をしてくれたのは、その場にいる「全員」です!笑
シッターとしてずっと面倒を見てくれていた「レンレン」という女性を始め、学校のスタッフ、その友人、近所の子どもたち、みんなが息子の面倒を見てくれていました。
いつもママ〜ママ〜の息子が、気がつくと「あれ…どこ行った!?」と私から離れてみんなと粘土やブロックで遊んでいるという、なんとも微笑ましい瞬間が何度もありました。お子さんと一緒に英会話をしたい方、普段子育てで疲弊しているお父さんお母さんの心をきっと癒してくれると思います。もちろん親子ではなく単身の学生さんもいらっしゃいます。スペインや中国、韓国からは20-30代の単身留学生がいらっしゃって、それぞれ穏やかで素敵な時間を過ごしていました。
