フィリピン各地域の特徴について
クラーク(フィリピン)とは?5分でわかる治安・留学・交通情報
フィリピンの中でアメリカの影響を最も強く受けている、別名「リトル・カリフォルニア」と呼ばれるクラーク。フィリピン留学の新たな注目エリアであるクラークとその周辺地域の観光や英語語学学校などに関わるさまざまな情報をまとめました。
『クラーク』の位置とアクセスは?
マニラ近郊に位置するクラーク
クラークは、フィリピンで最も大きい島・ルソン島のほぼ中央に位置するパンパンガ州アンへレス市街にあります。
長い間アメリカの空軍基地がありましたが、1991年にアメリカ軍は撤退。1993年には特別経済区域に指定されました。
今でも多くのアメリカ人が暮らしているなど、基地があった頃の風景を数多く残しています。 現在は、アジア各地からクラーク国際空港に多くの直行便が運行されていることから、フィリピンの新たな観光スポットまたは語学留学先として注目されています。
日本からクラークへのアクセス
日本からクラークへは飛行機でアクセス可能です。クラーク市内中心地から20分程度に位置するクラーク空港までは成田空港または関西国際空港から直行便が就航しています。
関西―クラーク:ジェットスター航空の直行便あり(火・木・土)
また、日本の主要空港から直行便でアクセス可能なマニラ空港までお越しいただき、そこからクラークへタクシー・バス等の交通手段でおよそ2時間程度でアクセス可能です。
ダイナミックな自然を感じられる、クラーク周辺の観光スポット
20世紀最大規模の噴火が起きたピナツボ火山
1991年、ルソン島西部にあるピナツボ火山で大噴火が発生し、国内外に大きな被害を与えましたしかし今では、大噴火が創った雄大な自然を鑑賞しながらハイキングを楽しむトレッキングツアーが人気を集めています。
ガイド付き1泊2日のコースとなっていて、朝早くから出発し夜はテントで泊まるというスケジュールとなっています。他にも、火山灰で埋もれてしまった町を巡るツアー等も。
クラークのあるアンヘレス市からピナツボ火山までは車に乗って約3時間で到着。天候が良ければ、頂上にあるカルデラ湖で水泳をしたり、ボートに乗ったりすることもできます。
かつて世界最大級の在外アメリカ海軍基地があったスービック
クラークから車で約1時間の場所にあるスービックは海に面しているため以前アメリカ海軍基地があり、現在は自由貿易地域(SBFZ)に指定されているエリア。世界最大の在外米軍基地として第二次世界大戦時では凄まじい活躍を見せたと言われています。
現在では東南アジアで最も期待されている商港の一つと言われ、様々な商業施設やレジャー施設が周辺にあり、フィリピンの人々の間では豪華なリゾート地として知られています。
元米軍基地内にあるズービック・サファリは間近で動物を観察できることで有名。時期によっては、トラやライオンの赤ちゃんに直接ミルクをあげるなどの体験が可能です。さらに、ピナツボ火山周辺を居住地とするアエタ先住民族のダンスパフォーマンスも鑑賞できます。
車中からトラにエサをあげることができます
現地からリポート!リアルなクラークの交通事情&治安状況
クラークでの交通手段
クラークとその周辺の交通手段は、特別経済区域内と外において少し異なります。特別経済区域の中では、主にジプニーとタクシーを利用し、区域外のクラーク周辺地域では一般的にジプニーとトライシクルを乗るのが基本。
走る距離によって値段は異なりますが、ジプニーは約7ペソ(18円)〜、トライシクルは約40ペソ(100円)〜です。一方、区域内でのトライシクルの通行は禁じられています。
フィリピンでの日常に欠かせない乗り物のトライシクル
セキュリティ体制がしっかりしているクラーク
観光やビジネス、留学などさまざまな目的でフィリピンへやってくる外国人の数が増えている一方で、多くの人々が不安に思っているのは治安状況。
クラークにおいては、特別経済区域内を出入りする人や車はゲートのセキュリティによってチェックされています。
また、区域内の広い道路や並木は「リトル・カリフォルニア」という雰囲気そのもの。クラーク特別経済区域はフィリピンのどの地域と比べても安心して過ごすことができるエリアといえるでしょう。
クラーク特別経済区域外では多少の注意が必要
同じアンヘレス市内でありながらクラーク特別経済区域外は、治安が良くないと一部のサイトで指摘されています。確かに、区域外は区域内のようにきれいで整然とした景色や道路を見かけることは難しいのが事実。
そのため、区域外は区域内に比べて危険であるという印象や先入観をもたれることが多いようです。
クラーク特別経済区域と比較しても、日常生活において海外で気をつけるべきことー外出の際はアクセサリーや目立ちすぎる格好は控える、貴重品は肌身離さず持ち歩く、暗くなれば外出を控えるーなどのことを心がけておげば、十分安全に市内でのショッピングや食事などの時間を過ごすことができるでしょう。
アンヘレス市内の街並み
現地ライターよりひとこと
クラーク経済区域外のアンヘレス市街に実際にある語学学校に滞在しながら、現地からこのコラムを発信 しています。ストリートチルドレンも少なく、安全に過ごせる街なので安心してお越しください。
他のエリアにはないクラークの英語学校の特長
フィリピン留学の新しいエリアとして、近年アジア各国から注目されているクラーク。語学学校はこの地域のもつ個性を活かし、他の地域とは異なった学習環境を整えています。ここではクラークの語学学校を象徴する3つの長所についてまとめました。
1. 英語ネイティブの講師が多い!
クラークではアメリカを含む、英語ネイティブの外国人が多く暮らしています。そうした地域的特徴を活かし、クラークの一部の語学学校では英語を母語とするネイティブの講師を採用。
そのため、フィリピン人講師による英語初心者でも理解しやすいレッスンに加え、ネイティブ講師からハイレベルな英語を学ぶこともできます。
フィリピン留学後にワーキングホリデーなどを考えられている二カ国留学の方におすすめの語学学校です。
ネイティブ講師の動画をチェックしてみよう!
2. 広い敷地をもつ学校のキャンパス
クラークにある多くの英語学校には広い敷地があります。
そのため、毎日続く長時間の授業の合間や授業後にクラスメイトと開放的な空間で楽しい時間を過ごしたり、スポーツをすることが可能。つまり、キャンパスの中で勉強以外も充実した時間を過ごすことができるのです。
3. ゴルフと英語留学が同時に実現
クラークには高級ホテルをはじめとする観光・レジャー施設などが揃っています。
中でもゴルフ場は安価でコースをまわれるものから、施設の素晴らしいコースまで数多くあります。
あの、タイガーウッズも絶賛したゴルフコースもクラークに存在しています。
英語学校で授業をうけた後、半日間ゴルフレッスンという留学パターンもあるため、ゴルフ好きにはクラークでのフィリピン語学留学は魅力的と言えます。
ゴルフ練習場が併設されている語学学校もあります。
また、練習場にはプロゴルファーが常駐している場合もあり、ゴルフレッスンを受けられることも。
ゴルフ経験がない方でも安心して始められるカリキュラムも用意されています。
まとめ
近年フィリピン国内の新たな観光地や留学先として注目されているクラーク。ここでは、クラーク特別経済区域とその周辺地域の観光や英語語学留学の特徴など、さまざまな視点からエリア情報をお伝えしました。 観光や語学留学などでクラークを訪れる際は、クラークだけでなく周辺地域もぜひお楽しみください!