まだ会話には程遠いレベルで時期尚早ではないかという迷いももちろんありました。
しかし、結局は行けるうちに行っておこう！！ってことになりました。
さて、そうなると国選び。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア・・・いろんなプランはありましたが、まず感じたことは　「高っ！」
初めての留学で、短期間、しかも今の自分のレベルで果たして高額の費用をかけてそれ相応の効果があるのかと悩みました。
そんな時、ネットでいろいろ情報を集めるうちに偶然、セブ２１のHPに辿り着きました。

不安はありましたが、結局決め手となったのは「安い」「マンツマーンの授業が多い」の２点です。
続いて「海がきれい」ってのも保険になりました。
つまり、勉強がダメでもきれいな海で泳げるだけで行く価値はあるぞ！
と自分に言い聞かせたわけです。

そんなわけでセブ島行が決定しました。ちなみにセブ２１で紹介された学校はたくさんありました。
どの学校もほとんど同じような条件で「ELSA」を選んだ理由はこれといってありませんでした。
逆に、学校ごとの特徴やこんな人におすすめ、
みたいなのがもう少しあれば選びやすかったと思います。
そんなわけでセブにやってきました。

着いたのは夕方。ELSAスタッフの方が空港まで迎えに来てくれました。
事前の情報では日本人スタッフはいない、とのことでしたが、
来てくれた方は日本人の方でホッとしました。やはり、何かあった時のためや、
現地の情報を教えてもらうのに日本人スタッフは必要だと思います。
特に私のように英語に自信のない方は。

学校までは混む時間帯ということもあり１時間弱。
この道のりでだいたいのセブの雰囲気を感じることができました。
セブというとリゾート地というイメージがあったのですが、とにかく人と車が多くにぎやか。
トラックの荷台にいっぱい人が乗ってるし、
小さいバスみたいな乗り物に人がギュウギュウ詰めになってるし・・・
ちょっとしたカルチャーショックがありました。

ELSAはそんな中でも特ににぎやかなダウンタウンに位置し「治安は大丈夫かな～」という不安と
「フィリピンらしさを感じられていいな」というワクワクと半々ってところでした。
さて、２週間お世話になるELSAに到着。ここからはELSAでの学校生活についてです。
まず、部屋は思っていたよりもはるかに広くきれいでした。

私は３人部屋でしたが、５人ぐらいは十分生活できるほどの広さでした。
おまけに週２回部屋の掃除、シーツ交換をしてくれ、至れり尽くせりでした。
ただ、１０日ほどたったある日、
突然部屋が謎の異臭に見舞われるというちょっとした騒動がありました。

配水管か何かの都合だったそうで、授業の間、窓とドアを全開にして換気すると
かなり治まりはしましたが鼻をつくような異臭でびっくりしました。
そんな時でもスタッフの方々が即座に対応してくれたので、安心して生活することができました。
続いて食事ですが、ほとんどがコリアンフードでした。
私の職場（大阪市生野区）も大変コリアンレストランが多く、好きな料理ではあったのですが、
さすがにほぼ毎日続くと飽きてきた・・というのが正直な感想です。
たまに外食して、屋台やレストランでフィリピン料理を食べたりもしましたが、
めっちゃくちゃ安くておいしかったです。 

そして、授業。１日８時間の授業は決して楽ではありませんでした。
特に最初の慣れないうちは、２時間目ぐらいで頭の中が英語でパンク状態になってきます。
たぶん常に「え～っと英語で何て言うんだ・・・？」
というプレッシャーとの闘いになってたんでしょう。

しかし、徐々に慣れていきました。これは、単にその生活に慣れていったというよりも、
先生達と人間関係ができていったということが大きかったと思います。
授業はテキストを使ったりCDを聞いたりと様々ですが、
授業の前や合間にいろんなことを話します。
そんな中でお互いの事を知っていき、気がつけば楽しめるようになっていきました。
最初は、わからないことも「う～ん」と考えこんだり、
時にはわかったフリをして適当に頷いていましたが、
最終的には「早すぎてわかんね～よ！！」って笑いながら言えるような雰囲気になっていきました。
それぐらい先生達はフレンドリーで、すぐに仲良くなることができました。

私の８時間は４時間はマンツーマン、４時間はグループレッスンでした。
この配分も良かったと思います。グループでは、他の生徒の英語も聞くことができますし、
また、授業を通じてコリアンとも仲良くなることができました。

とにかく出発前にいろいろあった不安は
すべて吹き飛んでしまうぐらい充実した密度の濃い勉強をすることができました。
２週間で、爆発的に語彙数が増えたとか、文法をマスターできたとか、
という効果はもちろん得られませんが、
少しヒアリングに慣れることができたかなぁというのと、
何とかしてコミュニケーションを取ることができるようになったことは、
明らかに効果があったと思います。

 さて、最後に付け加えておきたいことは、素晴らしいバッチメイト達と巡り合えたことです。
週末には一緒に旅行に行ったり、買い物に行ったり、食事に行ったり・・・
たった２週間でもみんなと本当に充実した時間を過ごすことができました。

帰国するのは本当に辛かったです。
帰国してそろそろ２か月が経とうとしていますが、
今でもセブで過ごした２週間は鮮明に記憶に残っていますし（英語については怪しいですが・・）
ぜひとも、またセブに戻りたいと思っています！！

 今回の留学でお世話になった先生、ELSAのスタッフのみなさん、バッチメイトのみんな、
セブで出会った人々、すべての人に本当に感謝しています。ありがとうございました。