CEBU21カウンセラーブログ アメリカ離れ加速? 世界の留学地図が今、塗り替わる! |
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こんにちは。
CEBU21の日名子です。
先週末、テレビのニュースを見て非常に驚きました。
アメリカのトランプ大統領が、ハーバード大学に留学中の学生のビザを取り消すことを検討している、という報道がありました。
今回の件はフィリピン留学とは直接関係ありませんが、長年留学に携わってきた立場として、私自身の見解をこのブログで述べさせていただきます。
トランプ政権の影響もあり、「自国優先主義」の風潮が世界各地に広がっています。
ヨーロッパや南米においても、同様の思想を掲げる極右政党の勢力が拡大しています。
その影響で、海外留学に対する不安や混乱も増してきました。
特に、ビザの発給制限や、一部の留学生に対する滞在資格の取り消しといった措置は、すでにアメリカに留学している学生や、これから渡航を予定していた方々にとって大きな問題となっていますね。
今後、留学生に及ぼされる可能性のある影響は、以下のとおりです。
① ビザ審査の厳格化
F-1ビザ(アメリカの学生ビザ)の取得に際して、審査がより厳しくなると予想されます。
特に、安全保障面の審査や「帰国の意思」の証明が重視されるようになり、渡航までの手続きが長期化・複雑化する可能性があります。
② 就労機会の制限
卒業後のOPT(Optional Practical Training)やH-1Bビザ(就労ビザ)についても、政策変更により制限が加わる可能性があります。
将来的にアメリカでの就労を希望する学生にとっては、リスクが高まることになります。
③ 治安や差別への不安
外国人排斥的な風潮が強まれば、現地での生活においても精神的なストレスや不安を感じることが増えるかもしれません。
こうした状況を踏まえると、「留学先としてのアメリカの魅力」は、徐々に低下していくと考えられます。
トランプ政権の再台頭やその政策によって、「アメリカ離れ」の傾向がさらに強まることは避けられないでしょう。
かつて「世界最高水準の教育機関が集まる国」とされていたアメリカも、現在ではカナダ、イギリス、オーストラリア、さらにはマレーシア、シンガポール、韓国といったアジア諸国に人気が分散しつつあります。
これは、世界中の優秀な学生たちが、もはやアメリカだけに固執することなく、より広い視野で進学先を選ぶようになってきたことを示しており、「教育のグローバル化」を象徴する現象でもあります。
私の個人的な見解としては、仮にアメリカ留学が一時的に難しくなったとしても、それが「留学そのものの価値を損なうことにはならない」と考えています。
むしろ、世界中の多様な国や地域に目を向けて学ぶという柔軟な発想こそ、これからのグローバル人材に必要な視点だと思います。
私自身は1990年代にアメリカの大学で学びました。
バブル崩壊後ではありましたが、まだ日本経済が強かった時代で、多くの日本人が留学していました。
もちろん、日本人だけでなく、ヨーロッパや南米、アジア諸国からも多くの学生がアメリカに渡り、共に学んでいました。
その中で、底抜けに明るく、他の文化にも寛容なアメリカ人の姿勢に触れ、私は強く感銘を受けました。
ハーバード大学を筆頭に、東海岸のアイビーリーグ、西海岸のスタンフォード大学やUCLA、南部のデューク大学など、当時のアメリカには「世界の優秀な頭脳」が集まり、そこから大きなダイナミズムが生まれていたと感じています。
それだけに、現在のように、留学生の受け入れに対して制限的な政策が取られるようになってきたことは、非常に残念でなりません。
今後も、留学を希望する皆様が安心して海外に飛び立てるよう、私たちも情報提供とサポートに努めてまいります。
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