フィリピン留学で航空券を買う時に覚えておきたいポイント

ㆍ更新日 : 2016年10月31日

フィリピンへの留学生必見!航空券購入時に気を付けるべきポイントをLCC、直行便、経由便とカテゴリ別に解説!30日以上渡航の際や片道チケットの注意点も詳しく説明しています。


1. 格安航空会社(LCC)のメリット/デメリット

フィリピン 留学 LCC セブパシフィック
LCC(エル・シー・シー)とは、英語の「Low Cost Carrier」の頭文字から呼ばれる、「格安航空会社」のことを指します。従来の航空会社で行われていたサービスを簡素化、運行の効率化、運行費用の徹底した削減などを行い、低価格の運賃を実現しています。

LCCのメリット

1. とにかく運賃が安い!

徹底的なサービスの簡素化・運航の効率化を行っているため、従来型のフルサービスを提供する航空会社と比較すると2-5割安いです。まれに「片道1000円」等の過激なプロモーションを行うなど、タイミングによってはかなり安い料金で航空券を手に入れることが出来ます。


2. 最低(最大)滞在日数制限がないので、片道から購入可!

通常の航空券だと「往復分購入する事で割引を適用する」ことがほとんどなので、往路は日本→フィリピン、復路はフィリピン→タイ→日本 など往復で旅程が異なると割高になりがちです。
それに対して、LCCは片道単位で料金が決まっています。一般的に割引されている航空券に付けられている付帯条件(最低滞在日数 3泊4日以上~ 最大滞在日数 14日間 など)がありません。フィリピン留学後にアジアなどを旅行し帰国したい方は全てのフライトをLCCで予約すると通常よりもかなりお得になるでしょう。


3. 飛行機の機材が新しい

LCCは新しい航空会社が多いため、新しい機材(飛行機)を使用しています。LCCの最大の武器である「安い運賃」を維持する為にも、LCCは積極的に新しい、燃費の良い機材の導入に務めています。新しい機材は故障が少なく安全性という面でも、古い機材より優れています。(古い機材だと燃費が悪いため、余分な燃料がかかり運行費用も高くなってしまいます)


LCCのデメリット

1. 食事等が全て有料オプション&座席間隔が狭い

LCCでは、機内食、飲み物、毛布、機内での映画等のエンターテイメントは有料オプションです。
「飛行機に乗ったらすぐ寝るので、機内食でいちいち起こされないほうが良い」、「機内では映画も元々見ない」という方には逆にメリットと言えるでしょう。

LCCの飛行機は前の座席との間隔が狭く、男性や大柄な方は窮屈に感じます。Airasia等一部航空会社では、有料オプションで座席間隔が多少広い席も予約可能です。LCCは格安の運賃で運航しているため、より多くの乗客を一度に運ぶことで利益をあげています。


2. 預け荷物が別途有料オプション&荷物の重さ制限に厳しい

スーツケース等を預け荷物とする場合は、追加のオプション料金が必要です。(オプションは航空券購入時に選択可能)事前にオプション追加せず、搭乗当日に「やっぱり荷物を預けたい」という場合は、追加オプション料金が高くなります。預け荷物がある場合は、必ず事前にオプションを選択しておきましょう。

預け荷物はチェックインの際、重量を量ります。LCCの場合、重さの制限を厳格に適用し、1キロでもオーバーしている場合は、追加料金を徴収する(または荷物の詰め直しを指示される)傾向が多いです。当日高額な追加料金に泣かない為にも、荷物を詰め終えたら必ず重さを量っておきましょう。


3. 遅延・欠航が多い&サポートが望めない

LCCは一般的に遅延や欠航となる確率が高いです。またその際、振替便の手配などのサポートが望めないのが大きなデメリットです。経由便でLCCを乗り継ぐ際は、遅延等で乗り継ぎができなくとも、補償はありません。台風や降雪等の天候が理由の遅延・欠航の際も同様ですので、出発時期によっては慎重にご判断ください。

機材故障や航空会社の責任での遅延・欠航であっても、LCCは翌日以降の「空いている便」への振り替えしか行ってくれません。ホテルは自分で探し、代金も自己負担になります。

「国際運送約款」では、全ての航空会社で「A地点からB地点への運送を受託したが、日時、経路を保障するものではない」とされています。航空券を購入したという事は、この条項に了承して購入したという事になります。LCC以外の航空会社は、自社のイメージ等を考えて、あえて義務でないところまで行っていますが(ホテル代の負担など)、LCCにはそれらを望むのは無理があることを理解しておきましょう。


4. マイレージが貯まらない

LCCでは、自社のマイレージ・プログラムを運営していません。また、同じアライアンスの他社航空会社のマイレージを加算できるといったこともありません。

これらのメリット/デメリットをよく比較した上で、LCCの航空券を購入されることをおすすめします。


2. 直行便・経由便のメリット/デメリット

LCCに限らず、フィリピン航空、全日空、日本航空、大韓航空など様々な航空会社からフィリピンへの便が就航しています。ここでは、直行便と経由便のメリット・デメリットを徹底比較します。

直行便のメリット

・とにかく楽!乗り継ぎなしで目的地へ行くことができる

・乗り換えに悩む必要がない

チェックインして飛行機に乗るだけ。経由便のように乗り換えで不安になったり、乗り換え時間を気にする必要がありません。LCCでなければ機内食が出たり、機内で映画などのエンターテイメントを楽しむことも出来ます。

直行便のデメリット

・経由便よりも運賃が割高

・出発空港が限定される

経由便のメリット

・直行便より運賃が安い

・航空券の種類によってはストップオーバー(目的地へ向かう途中の乗継ぎ地で24時間以上滞在すること)が可能。1度の旅行で短時間でも良いからより多くの都市を訪れてみたい、経由地で休憩出来るので時間に余裕があり、長時間のフライトに耐えられない方向き。

経由便のデメリット

・乗り換え時に長時間待つ or フライトが遅れた時、乗り継ぎ便の出発時間に間に合わない可能性がある。

・便によっては経由地の空港ターミナルの移動が必要な場合がある。

経由便は旅慣れた人、万が一トラブルに遭遇した時「自分で解決出来る人」にはおすすめです。


3. 片道チケットだけでは入国できません

フィリピンへ入国するに往復、またはフィリピンから他国への航空券(例:フィリピン→香港など)を所持していることが入国条件となっています。日本を出国する時、航空会社のチェックインカウンターで必ず復路の搭乗券の提示を求められますが、片道分しか所持していない場合、出国すらできません。その場で帰りの便の航空券を高い料金で購入し、やっと出国できた…というケースもありますので、必ず往復またはフィリピンから他国へ出国する航空券を予約しておきましょう。

中長期留学で、帰国日がはっきりしない場合は?

帰国日がはっきりしない場合は、一旦設定しておいた帰国日を変更出来る「オープンチケット」で手配しましょう。3カ月の予定を4カ月に延ばしたい、または6カ月の予定だったが、早めに帰国したい・・・そんなときに便利なのがオープンチケットです。
通常の航空券よりはやや割高になりますが、現地で変更が可能です。(手数料が必要な場合があります)

渡航が30日を越える際の注意点

フィリピンへの渡航期間が30日を超える場合はフィリピン航空、大韓航空、セブパシフィック航空のいずれかでお手配ください。この3社以外の航空会社の場合、担当窓口によってはフィリピンのビザ規定についての知識が浅く、30日以内に帰国する便がないと出国できない旨、対応される場合があります。
フィリピンへの渡航期間が30日を超えない場合はフィリピン航空、大韓航空、アシアナ航空、セブパシフィック航空、ジェットスター航空、デルタ航空、 全日空、日本航空にて手配が可能です。


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2016年10月31日更新内容:テキスト内容を一部変更・修正いたしました。


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