最新版!留学生活情報 人生の宝物となった5ヶ月!CEBU21インターン生レポ@フィリピン |
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CEBU21編集部ライター 李 | 2017-01-30 | 5,630 |
CEBU21インターン生のUnaです。私は2016年6月から5か月間、CEBU21のインターン生としてフィリピン・クラーク地方で過ごしました。そこでは研修や生活を通して日本では得がたい数多くのことを感じ、経験しました。この場をお借りして、私がこのインターンを志した理由、日々の暮らしから学んだことの「全て」をお話ししたいと思います。将来、海外でインターンとして活躍の場を広げたい方の参考に少しでもなれば幸いです。
CEBU21でのインターン生を志した理由
私は、2016年6月から11月までの5ヶ月間、CEBU21の駐在インターンシップスタッフを務めました。普段は日本の大学院でフィリピン英語留学について研究しています。そのため、現地インターンスタッフとして働くかたわら、自分の研究も進めていました。
私がフィリピン英語留学を研究する理由
インターンをしようと思った最初のきっかけは、フィリピンに滞在しながら論文作成のための研究調査をしたいと思ったからです。「フィリピン英語留学の研究ってどんなことをするの?なんでそれを研究するの?」と、思う方もいるのではないでしょうか?すでに数えられないくらい聞かれたので(笑)。
私がフィリピン英語留学について研究したいと思ったのは、この事例を通してアジアで見られるダイナミックな人の移動とグローバル化の理由が分かると考えたからでした。留学とは一見個人の意思による選択と行動に見えますが、実は歴史的かつ社会的側面を多く反映しながら、グローバルに見られる現象でもあるのです。
CEBU21でのインターンを決めた理由
私が留学エージェントであるCEBU21でのインターンを決めた理由は2つあります。最初私は英語学校の学生スタッフに興味がありました。しかし渡航時期がちょうど繁忙期の夏休みシーズンと重なり、自分の研究とスタッフとしての業務を両立することが不安だったので、留学エージェントでのインターンを決めました。
2つ目は、留学エージェントの仕事を近くで見てみたいと思ったからです。最近日本でもフィリピン英語留学の認知度が高まっていますが、その理由の1つにエージェントの役割が大きいと私は考えました。その業務内容と影響力を間近で見たいこと、また数多くあるエージェントの中でもCEBU21は断トツに長い経験と実績があることに魅力を感じ、CEBU21でのインターンを決めたのです。
フィリピン駐在インターンスタッフとしての仕事
滞在したのはマニラ近郊のアンヘレス
私がCEBU21のインターンスタッフとして滞在した場所は、マニラから車で約2時間の距離にあるパンパンガ州アンヘレス市です。市内にあるクラークは、経済特区に指定されているため治安がよい、過去に米軍基地があったことから今でも多くのアメリカ人が暮らしているなどの理由により、フィリピンでの新たな留学先として人気を集めています。
特にこの4、5年の間目覚ましい発展を遂げているといわれるアンヘレス市。コリアンタウンがあるほど多くの韓国人が暮らしており、近年日本人や台湾人も増加傾向にあります。現地の人々にとって外国人は身近な存在であり、外国人にとてもフレンドリーな街でした。
CEBU21のフィリピン駐在インターンとしての仕事
私が担当した主な業務は、フィリピンやフィリピン留学について紹介するコラム・記事の制作です。これまで英語学校の歴史やフィリピンの各地域の特色、有名観光スポットなどに関する記事を書いてきました。(本コラムの最後にUnaさんが執筆した記事一覧をご覧いただけます。)
論文やレポートしか書いたことがなかった私にとって、ウェブコンテンツ制作といった人々の関心を引きつけることが重要な文章を書くのは全く初めての経験。最初は苦労しましたが、社内のプロのライターさんのアドバイスをもらいながら読み手を想像して書くように心がけたことで、少しずつ慣れていきました。このような経験は、今後どのような状況で文章を書く時にも活かせる貴重な勉強になったと思います。
また現地駐在インターンスタッフとして、時には記事作成の取材のためにフィリピンの様々な地域へ出かけました。マニラ、セブ、ダバオのような大都市だけでなく、イロイロ、バコロド、バギオなどの中小都市も訪れていくつもの英語学校を視察したり、有名な観光スポットやお土産、交通手段の利用方法などについて調べました。
忙しくても週末の息抜きは大事!
もちろんいつも仕事や勉強ばかりしていたわけではありません(笑)。週末の息抜きはとても大事です!週末はフィリピンで出会った友達とごはんやアクティビティに出かけたりしていました。片言だけどフィリピン語を覚え、地元の人々と交流したり、ジプニーやトライシクルに乗っていろいろな場所へ行ったり…。こうした経験を通して、フィリピンのことがますます好きになり、仕事や研究の良いモチベーションになりました。
5ヶ月間のインターンを通して学んだこと
留学する上で大事なエージェント選び
私がCEBU21でインターンをした目的は、留学エージェントの仕事を間近で見ること。5ヶ月間のインターンを通して、実りある留学生活を送るにはエージェントの影響が大きいことを実感すると同時に、どのエージェントを選ぶかが重要であることを強く感じました。
留学エージェントは、自ら現地に足を運んで調べた英語学校や地域などに関する情報を再構成させ、留学生に提示し、必要に応じてアドバイスをしながら、留学生が最終的にどの地域や学校で学ぶかを決める上で重要な役割を果たします。つまり、エージェントは留学生の移動を形づけるものといえるでしょう。
ところがフィリピン留学市場の拡大によって、留学生のニーズに応える情報やネットワーク、資金を十分にもたないエージェントも多く現れているようです。留学生よりも学校との利害関係を重視するエージェントがいることも分かりました。そういったエージェントは、調べた情報を都合よく作り変えている可能性があります。 そのため、こうしたエージェントを避け、思い描く留学生活に最適な環境探しを手伝ってくれるエージェントを選ぶことはとても大切だと思いました。CEBU21はそういう意味で、留学生と信頼関係を構築することに重きを置いたエージェントだと強く感じました。
言葉で意思を伝える大切さ
私の主なインターンの仕事は文章を書くことでしたが、仕事を通して学んだものは文章を書くことや留学エージェントの仕事だけではありませんでした。口頭で伝えることの大切さも学んだのです。
私は元々文章で伝える方が得意で、自分の気持ちや考えを口頭で伝えることが苦手でした。しかしインターンの仕事や日々の生活の中で、様々な立場の人々と出会い、お互いを理解するために口頭でコミュニケーションをとる必要があったのです。いくら仕事は文章を書くことでも、まず自分はどんな人でどんなことをやってきているのか、また今後やろうとしているのか、ここではどんなことがやりたいのかなどを全て言葉で伝え、相手を説得しなければなりませんでした。
最初はうまく伝えられず悔しい思いもしましたが、自分のことや仕事を分かってもらいたいという気持ちを強くもって一生懸命伝えるよう心がけました。また話すことでどんどん自分の考えがまとまったり、新たな発見をすることもあったので、もっと伝えたい!という気持ちが高まってきたように思います。そういう経験を通して、話すことへの苦手意識を少しずつ克服することができました。
フィリピンでの生活が気づかせてくれたこと
フィリピンの豊かな自然と多文化な社会
インターンをしている間、普段自分が滞在しているルソン島を含め、ビサヤやミンダナオ島などいくつもの島と地域を訪れ、フィリピンの豊かな自然と多文化な世界を知りました。特に印象的だったのは、人々が民族や言語、文化の違いを認め合いながらともに暮らしているということです。 実はこうしたフィリピンの人々のオープンな姿勢は、私のような外国人やセクシャルマイノリティーの人々に対する態度からもひしひしと感じました。
今後、世界では様々な文化と人々がますます交流するでしょう。私たちがフィリピンで見習えることは英語だけでなく、こうした様々な違いに対して開かれたフィリピンの人々の姿勢だと思います。
日本では経験できない大変さとそこから学べること
一方で、フィリピンと日本の間に大きな経済格差があることは紛れもない事実です。そうした経済格差は、日常生活の中で実感させられます。限られた交通手段、度々起きる断水と停電、街中でお金を乞う子ども達…。だけど、よく考えてみれば程度の差はあれ、こうしたことを日常的に経験している国は世界にいくつもあります。日本と同じくらい便利な生活を送れる国はほんの一握りにすぎません。 そんな日本の恵まれた環境に感謝しつつも、なぜ日本ではそのような生活が当然のようにあるのかを考えずにはいられませんでした。
そこで気づいたのは、大量の電気や水道を惜しまず使っていた、誰かのサービス労働を当たり前のように考えていた自分の姿です。日本の恵まれた環境に感謝するだけでなく、便利さを無駄に消費していた自分の生活や態度を、できるところから少しずつ改めていきたいと考えるようになりました。
その中でも私はフィリピンの人々がモノを大事に使う姿勢、つまり壊れたらまた新しいものを買うのではなく、まずは直して使う彼らの習慣を見習いたいと思っています。
まとめ
CEBU21のインターンスタッフとして務めている間、フィリピンでの仕事と生活によって多くのことを学べたと思います。文章や言葉を通して、他の人とどうしたら分かり合えるかということを悩んでいた時もありました。
また日本での生活に比べて不便さを感じながらも、フィリピンの人々がもつ豊かさ、オープンな姿勢から気づかされることもたくさんあり、これらの経験は全ての私の宝物です。これまでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました!
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CEBU21編集部より
Unaさんの5か月のインターン生活の総集編として、今回「インターン卒業制作コラム」という形でCEBU21ウェブサイトへコラムを掲載する運びとなりました。このコラムを通じて留学生の方にUnaさんの想いが伝わるきっかけになったのであれば幸いです。同時に私共も多くを気づかされる内容となっておりました。
CEBU21ではウェブコンテンツを配信しておりますが、記事制作においては現場取材に基づいて正確な情報を届けられるライターにのみ門戸を限定しております(CEBU21スタッフ、インターン生、現地学校スタッフのみ)。Unaさんのように、インターン生として当社との関わりにご興味を示してくださる方がいらっしゃれば、いつでもご連絡ください。
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Unaさん、5か月のインターンシップお疲れさまでした。研究論文もスタッフ一同心待ちにしています。
Written by CEBU21編集部 ライター
李 定恩
ただいまフィリピンにて5回目の滞在中。今度こそジプニー乗り回せるようになりたいです。 日本米よりフィリピン米が好きです。英語も韓国語も日本語ももっと上手になりたいです。