フィリピン留学入国時マニュアル「税関申告書の書き方」

ㆍ更新日 : 2016年10月31日

フィリピンへ渡航する際、機内では「税関申告書(Customs Declaration)」と「入国カード(Arrival Card)」が配られます。税関申告書とは、その国に持ち込み禁止となっているものを持っていないかを入国審査時に申告する重要な書類です。旅慣れている人も、フィリピン留学で初めて海外に行く人も、当日慌てない為に事前にチェックしておきましょう。
(→入国カードについてはこちら


税関申告書の記入は機内で。もらいそびれたら審査ブースにも。

税関申告書が必要な国への渡航では、機内で直行便に限り客室乗務員から配布されています。

もし機内で受取りそびれた場合は、そのまま飛行機を降りることになりますが、ご安心ください。イミグレーション(出入国審査カウンター)もしくはパスポートコントロール(入国審査ブース)の手前に、必ず同様の書類と記入台があります。記入台でゆっくり記入してから、入国審査を受けるようにしましょう。


税関申告書の書き方

フィリピンの入税関申告書では18項目に記入が必要になります。

黒、若しくは青インクのボールペンを使って記入して下さい。(書式は予告なく変更になる場合があります) いざ書こうとしたらペンがない!とならないように、ボールペン1本は必ず手荷物に入れておきましょう。

※⑯のGeneral Declarationは基本全て「NO」にチェックを入れれば問題ありませんが、くれぐれも虚偽の申告をしないように、事前に読んで禁止されている物品は持ち込まないようにしましょう。

税関申告書記入例

税関申告書記入例

①姓・名・ミドルネーム

②性別(男性:MALE・女性:FEMALE)

③生年月日(月・日・西暦)

④国籍

⑤職業

⑥旅券番号

⑦旅券発行日(月・日・西暦)、発行地

⑧フィリピンでの住所(学校名または、ホテル名を記入)

⑨現住所

⑩到着便名

⑪搭乗空港名

⑫入国日(月・日・西暦)

⑬訪問目的

⑭伴する家族の人数

⑮荷物個数(受託手荷物/機内持ち込み荷物)

⑯所持品の申告 あなた/あなた方は
1. 生きた動物、植物、魚、それらの加工品を所持していますか?
(Yesの場合は、検疫に進む前に税関係員にお申し出ください。)
2. 10,000ペソ以上のフィリピン紙幣・硬貨、小切手、郵便為替その他フィリピン銀行が発行したペソに替えられる金券を所持していますか?
所持している場合は、フィリピン中央銀行の許可を得ていますか?
3. 10,000USドルまたは相当額を超える外貨(トラベラーズチェックも含む)を所持していますか?
(Yesの場合は、到着ロビーの税関で申告用紙にご記入ください)。
4. 輸入禁止商品(鉄砲、もしくはその部品、弾薬、ドラッグ、規制薬品)または輸入制限品(VCD、DVD、通信機器、トランシーバー)を所持していますか?
5. 販売目的の宝石、電子製品、広告宣伝用商品、商品の見本を所持していますか?

⑰本人のサイン(旅券と同一の署名)

⑱出国日(月・日・西暦)


あわや摘発!? カジノ目的で渡航しようとした会社の社長さん

当社スタッフが前職の旅行会社で働いていた時の事。ある会社の社長さんが「カジノで使うから」と数百万円単位の現金を持って行こうとした事がありました。添乗員が事前にこの情報を社員から入手した為これを阻止、事なきを得ましたが、これは上記"⑯-3"の違反にあたります。

日本から10,000USドル相当額以上の外貨等を持ち込む場合には,日本の税関当局に「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を申告します。加えてフィリピン税関当局に税関申告書(「CUSTOMS DECLARATION」の該当箇所をYESにチェック)とし、「Foreign Currency and Other Foreign Exchange-Denominated Bearer Monetary Instruments Declaration Form」を併せて提出する必要があります。

これを知らずに持ち込んだ場合、フィリピン空港税関で摘発・押収されてしまいます。最悪なのが、正しく摘発・押収されずに税関職員に難癖をつけられて賄賂や罰金を要求されること。日本ではありえないことですが、フィリピンでは稀にこういうことも起こります。

この逆も然りでフィリピンを出国する際、10,000USドル相当額以上の外貨を持ち出す場合は申告が義務づけられており、現地通貨(ペソ)については、10,000ペソ以上の持出しが禁止されています。





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